SNSの投稿写真からみるハロウィンに関する調査レポートを発表

株式会社ジャパン・カレント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤理、以下「ジャパン・カレント」)は、写真共有アプリ「Instagram」より、「#ハロウィン」に関する投稿の分析を行いました。

ハロウィンのお菓子イメージ

調査レポート作成の目的

年々盛り上がりを見せるハロウィンについて、SNSに投稿された写真やコメントを時系列に分析(定点観測)することで、ハロウィン当日までの行動の変化を確認できます。行動の変化を「見える化」することがコト消費の商品開発に有効な手法だと我々は考えます。
(10月31日のハロウィン当日までの気分をさらに高められるモノは?)

本レポートが少しでもお客様の販売戦略の参考になれば幸いです。

調査概要

日本のハロウィンはいつから始まるのか? 本来、ハロウィンは10月31日に行われるものですが、昨今では東西の各テーマパークが9月中旬頃からイベントを開始することもあり、9月中旬からハロウィン装飾や期間限定メニューを展開している企業が多くなっているように思います。今回のレポートでは、2017年10月1日から2017年10月31日までの期間、Instagram*のハッシュタグ「#ハロウィン」で投稿されたコンテンツを週単位に比較分析してみました。

※Instagramは、写真や動画を他人と共有するための無料SNSサービスです。画像という特性上、投稿写真にはコメントやハッシュタグなどの文字情報には表れない多くの情報が含まれ、企業にとって「今話題のモノやコトは何か」「それがどのように利用されているのか」といった消費者の動きを最も早く知ることができるツールの一つとなっています。

データから見た考察

対象データの推移
・10月2日 (月) 全投稿2,061,321件
・10月16日 (月) 全投稿2,278,169件
・10月23日 (月) 全投稿2,417,460件
・10月30日 (月) 全投稿2,711,582件
・10月31日 (火) 全投稿3,020,861件

投稿データの増加率
・10月16日(10月2日比) :9.5% 週平均8.7%
・10月23日(10月16日比) :5.8%
・10月30日(10月23日比) :10.8%
・10月31日(前週比) :10.2%

趣味趣向に関する約300のキーワードでの平均増加率は、週あたり約1.5%(弊社独自調べ)であるため、季節的イベントではありますが約6倍の増加率となっています。また、31日に関しては、1日で約1週間分の30万件も増加(増加率10%超)しています。やはり、ハロウィンは10月31日がメインのようです。


出現ワード分析

はじめに、変化(トレンド)を発見するポイントですが、弊社では下図のように比較対象の中から重複するワードと変化(増減)のあったワードを確認します。重複ワードは定番のものが多いですが、変化するワードはこれから流行り出す可能性を秘めたワードでもあります。そのため、変化するワードに注目することがトレンド発見の近道になると我々は考えます。

ハロウィン出現ワード分析の図


人、場所、モノ、コトごとに出現頻度の高いワードを比較分析しました。
ハロウィン分析の分類イメージ
どの週のデータも重複ワードの上位を保っていたのは、東西のテーマパークです。西のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)は、コスプレやホラー・ナイト関連での投稿が多く、東の東京ディズニーリゾート(以下、ディズニー)はキャラクターへの仮装した投稿が多くなっています。また、手作りお菓子の投稿も多く、「カボチャ」や「ミイラ」がアイシングされたクッキーの投稿が目立ちました。

参考)アイシングクッキー
ハロウィンのアイシングクッキーの写真


変化のあったワードは「アート」です。10月2日週の「アート」投稿は「ネイルアート」の投稿が主でしたが、10月16日週からは、「おひるねアート」の投稿が増えました。「おひるねアート」とは、背景(床)をハロウィン柄に装飾して、その上に仮装した赤ちゃん(投稿が多い)を寝かせ撮影します。昨年末頃に、背景(床)を門松や鯛、年賀の文字等の年始向けに装飾した「お昼寝アート」のキャンペーンをショッピングモールのカメラ店のような年賀状を扱う店舗で行う企業がありましたが、ハロウィンに形を変え投稿されています。

また、10月23日までは、「渋谷」の投稿が少なかったのですが、10月30日からは「渋谷」の投稿が増え始め、31日は、「渋谷」や「(大阪)ミナミ」がディズニーやUSJを超える増加率となりました。


下記は、10月2日週と10月31日の比較となります。

ハロウィン出現ワード分析の図

「いつ頃から人々が渋谷に集まり始まるのか?」と同様に「昨年とのトレンドの違いは?」等も特定ワードを比較することで、どのように変化しているのかを見つけることができます。時間が過ぎても変わらずに使われているモノや時間と共に変化するモノを常日頃から確認することがコト消費の商品開発では重要なヒントになるのではないでしょうか。


モノ造りに関する戦略

ジャパン・カレントでは、体験型モノ消費=「コトをもっと楽しむためのモノ消費」の商品開発が今の時代に求められていると考えます。例えは、ロックやジャズミュージック等のフェス(コト)でミュージシャンとのつながりをより強くするラバーバンドやTシャツなどのグッズやその場でしか味わえない飲食(モノ)、あるいは最近ではもっと直接的に、Instagramに投稿してLikeを多くもらうこと自体を目的とした、その場に行かなければ買えないフォトジェニックな食べ物や商品なども数多く出てきています。

モノを買ってもらうには、トレンドを知り、少しずつ形を変えていく「モノ造り」や「ターゲットに届ける方法」が重要です。今回は、定点観測に関するマーケット調査の一部をご紹介しましたが、今後はSNSを活用したターゲットの設定方法等もご紹介していきたいと思います。


本レポートで用いた分析は、AIを活用した当社の「SNS画像解析サービス」を使用して行いました。SNS上に投稿された情報から「利用シーン」「人物」「物」などに分類してそれぞれの言葉の結びつきを分析し、トレンドなどを「見える化」することが可能です。

AIを活用したSNS画像解析サービスの詳細は、Webサイトをご覧ください。
 http://www.japan-current.com/services/sns-analytics/


ジャパン・カレントは、今後もマーケティングにITを組み合わせることで新たな価値を提供していく取り組みを続けてまいります。




株式会社ジャパン・カレントについて

 ジャパン・カレントは、デジタルマーケティングサービスプロバイダとして2015年に株式会社ラックの子会社として設立。以来、「顧客分析」「効率的な広告の出稿支援」「コンテンツ制作」「SEO対策」「マーケティングオートメーション活用支援」を始め、デジタル領域での売上向上/販売促進支援など、当社が得意とするデータ分析力でお客様のマーケティング活用を支援しています。なお、親会社であるラックは、サイバーセキュリティ分野におけるリーディングカンパニーです。


*デジタルマーケティングサービスプロバイダは、株式会社ジャパン・カレントの国内における登録商標です。
*本リリースに記載している会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。

■この件に関するお問い合わせ先
株式会社ジャパン・カレント(担当:中大路 智崇)
Tel: 03-6757-0170(月~金:9時~17時)
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